仕事の美学2019 〜ひとりでは出来ることに限界がある
今年の講師選びは迷っていました。
この講座を始めて2年経ち、今年は3回目です。
『仕事の美学』は美学を持って『仕事』に取り組まれている方をお招きして、お話を伺っています。
小さな縁が重なり、谷口さんに出会い、
今年はこの方しか居ない!とすぐお願いに行きました。
今回の講師、谷口竜平さんは静かで優しい佇まいながら、お仕事ぶりは地域が抱える問題や隠れた魅力を俯瞰してみれる、大きな懐を持った人でした。
主にデザイナーとして活躍中ですが、地元である宗像に戻ってからの活動は地域おこしの立役者といっても過言ではないでしょう。
自然に男女、年齢問わず人が集まるお人柄ももちろん魅力のひとつですが、発想がとてもユニークで、ツリーハウスを仲間を巻き込み一年かけて作ったり、おしゃれなcafe &bar『LiV KiTCHEN 』を赤間宿にオープンしたり、シェアハウスの運営をしたりなど、魅力的な活動は多岐に渡ります。発想と実行力のバランス取れた方という印象です。
ツリーハウス作り
LiVKiTCHEN
面白いと思ったのは『BAR 洋子』。
宗像に住む、大学准教授でもある『洋子さん』をママにした月一BARをオープン。(今や色んな地域にBARがオープンするという社会現象⁈にもなっています。)
場所は農業用倉庫をリノベしたスペースで地域の人たちが集まる優しい場所になっています。
一品持ち寄り、会費なしというのが集まる人がフラットな立場で話せる秘訣のひとつのようです。
ここで思わぬ仕事のコラボの話をがあったり、
仕事や活動が膨らんでいく場にもなっているようです。
名刺交換が必要ない雰囲気もいい感じです。
https://toyokeizai.net/articles/-/270470?page=2
その他にも第一次産業(海女さんやトマト農家など)に携わる方を1日店長として普段はなかなか聴くことできないお話を聴く【LiV✖︎LIVEs】も谷口さんがオーナーである『LiV KiTCHEN』で開催中です。
過去の【LiV✖︎LIVEs】→
1 むなかた鐘崎のあまちゃんhttps://livkitchen.jp/info/2446651
2 川上農園の3代目、耕太さんとしのぶさん姉妹
https://livkitchen.jp/info/2475594
3 古賀市FromTomato 佐々木さん
https://livkitchen.jp/info/2504665
今回の参加者は農家の方、まちづくりに興味がある方は、起業して間もない方(またはしたい方)、公務員の方など様々な顔ぶれが参加され、谷口さんの楽しそうな仕事ぶりに深くうなずかれていました。
ほぼ集客なしで満席となりました(ありがたい!)
『ひとでは出来ることに限界がある』
たしかに皆さんそう感じることが多いのではないでしょうか?
また逆にひとりでも協力者がいれば、ヤル気も出るし、アイデアの輪が広がります。
谷口さんはその輪を広げていく役割を担っていらっしゃると思いました。
たまたまわたしたちは昨年『地域』のある事業 に携わる機会があり、自分の住んでる町の大切さを感じることができました。
https://www.facebook.com/mizumaki.space/
そして遠くない『将来』を見つめた時、
自分が住む町はずっと元気であって欲しいと感じるようになりました。(昔は地域のことにはほぼ無関心だったのに…)
谷口さんはまさに宗像のまちの人たちを元気にする生き方を実現されている方でした。
田舎⁈の発信が逆にとてもおしゃれ⁈でカッコイイと思うのはわたしだけではないはず。
今回は新鮮で斬新なアイデアをたくさんいただけました。
谷口さんのように地元で心地よく、かっこよく暮らしたい若い人たちが後に続けばいいなと思います。都会に出て行くのもいいけど、田舎でも自分らしく仕事することはできるはず!
仕事がまちづくりとも繋がってるってすてきなことですね。これからの新しいプロジェクトから目が離せません。
谷口竜平さんホームページ
http://taniguchiryohei.tumblr.com/
【講師プロフィール】
谷口 竜平 / Taniguchi ryohei
プロデューサー・ディレクター・デザイナー・飲食店オーナー・大家
1980年生まれ。福岡県宗像市出身。ブランディングディレクター・デザイナーとして企業・団体、商品・サービスなどのミッション、ビジョンの整理・制作、ブランドづくり、コンセプトメイキング、事業戦略のコンサルティングを行う。
ネーミング・ロゴ・ツール制作から広告企画・制作、プロジェクトからワークショップ・イベントといった事業規模の大小問わず、マネジメントやファシリテーションなど多岐にわたって活動。NPO法人福岡テンジン大学において5年間、年間50以上行われる”授業”企画を作成するコーディネーター育成を行う。その他に、北九州市立大学にて文部科学省GP事業、博多伝統工芸の商品開発プロジェクト、セルフリノベーション複合施設のブランディングやプロデュース、スタートアップ系ベンチャー企業、NPO法人、社会福祉関係などのデザインコミュニケーションにも携わる。
頭のなかで曖昧だったイメージを形作るために”プロセスのデザイン”を行い、
言葉や目に見える”カタチにするデザイン”を行う。
現在、地元宗像の祖父母から受け継いだ家と土地の有効活用事業として、
7,200坪の里山もシェアする”むなかたシェアハウス”。自然に囲まれたワーキングスペースと呑みニケーション施設”むなかたシェアラボ”。ツリーハウスのある里山を遊びと学びのある場にするプロジェクトを展開。2018年2月と10月に渋谷にて宗像の出身者や想いのある人達が集まるイベントリトルムナカタを開催。地域の生産者や飲食店主、クリエイターたちが夜な夜な一品持ち寄って集まる「バー洋子」を2016年11月より毎月開催。現在、大牟田、佐賀県小城、福津(ママは松田美幸副市長)と姉妹店が各地で展開中。2018年夏に宗像市内赤間宿にて地元の生産物を使ったメニューを提供するカフェ&バー「LiV KiTCHEN」をオープン。その歴史ある赤間宿とリヴキッチンを活用して、食材を全て宗像の農家、漁師、海女さんから仕入れた料理を提供した浴衣イベント「ガストロバームナカタ」を開催。地域の課題をジブンゴトから現実的に未来を見据え、都市と田舎を結ぶ新たな可能性を提案中。
【講座内容】
イベントページ
https://www.facebook.com/events/595620664185004/?ti=icl
●日 時 3月2日(土)
15時〜16時30分
●場 所 街道の駅 赤馬館
●定員 15名(満席)
●参加費 2000円
コーヒー付き
●申し込み 参加ボタン&コメント
●問い合わせ
tentecoworks@gmail.com
●終了後、LiV KiTCHENにて交流会